ホワイトニングはあなたの歯を今よりも白く輝かせる事により、ただ奇麗になるだけではなく、あなたに今までにない笑顔と自信を与える事ができるたいへん素晴らしい方法です。
しかしその効果には個人差があり、よくマスコミやホームページなどで短く紹介されているほど単純ではありません。歯に合わせていろいろな組み合わせがありますので、最も効果的な方法を歯科医院で選んでもらいましょう。
あまりに期待が大きすぎてがっかりという事が無いよう、チェックポイントを10項目あげてみました。さあ、あなたも下記の事に注意しながら効果的にスーパースマイルを手にしましょう!
1・歯本来の色とは半透明の乳白色で、ここで言うホワイトニングとはそのような自然で明るい色調を回復する事が目的です。修正液を塗ったような「真っ白」な歯を造る事ではありません
2・歯の色には個性があり、言葉や数字で表せません。そのためお好みの色調にならない事も考えられます。歯は部位により色が異なり、先端は透明に近く、根元は濃い色をしています。また一本一本大きさが異なるため、全ての歯に均等なホワイトニング効果が現れるわけではありません。
3・ホワイトニングの結果、歯にもともとあった白班や縞模様が強調されてしまう事があります。そのため他の施術方法をお勧めする事があります。
4・ホワイトニングを行う前には、必ず以下の事が解決している必要があります。
- 正しく歯ブラシが行える習慣がついている事
- 歯石がついていない事
- 歯肉に著しい炎症がない事
- 虫歯や不良充填物(合っていない詰め物)がない事
- 明らかな知覚過敏が発生する要因がない事
- ホワイトニングに対する正しい知識をお持ちな事
5・術前には必ず診断とPMTC(クリーニング)が必要です。PMTCは歯面の着色や蛋白質を除去し、薬剤の効果を最大にします。
6・ホワイトニング材には刺激があり、知覚過敏(凍みるような症状)を誘発する事があります。 施術中は多少スースーした感じが持続します。知覚過敏が重度で施術困難な場合は、他の方法をお勧めする事があります。
7・ホワイトニング効果は後戻りがあります。完了後は1~2週間に一度ホームホワイトニングを行う事をお勧めいたします。
8・以下の飲食物はホワイトニングの効果を弱めたり、後戻りを加速します。特に施術直後の飲食にはお気を付けてください。もしこれらを飲食した場合は直ちに水でゆすいだり、ティッシュペーパーで歯の表面を拭き、できるだけ早く歯磨きをしましょう。
注意する飲食物:茶・コーヒー・カレー・赤ワイン・ケチャップなど
9・タバコは歯を黄色くする強力な原因です。この機会に禁煙する事を強くお勧めいたします。
10・人工物の色は変わりません。今後セラミックスやコンポジットレジンなど人工物による虫歯治療をお考えの方は、色調が安定してから造る事をお勧めいたします。