トラブルを防ぐ同意書

 

同意書

 
インプラントに限らず歯の治療にはいろいろなトラブルが考えられます。
 
国民生活センターによると、歯科に関するトラブルは1996年度が660件であったのに対し、2005年度には約1600件と約 2.5 倍にもなったそうです。そしてその半数はインプラントに関するものだといいます。なぜインプラントのトラブルは増えているのでしょう?
 
まず単純にインプラントの普及率が上がったことが考えられます。総数が増えれば相談件数も増えるでしょう。でもそれだけではなく、やはり正しい情報が患者さんに行き届いていないことが最大の原因だと思うのです。
 
インプラントは様々な要素が絡み合って成立する歯科医学の集大成です。しかしいまなお未知の部分も多々あります。
 
インプラントの成功率は現在約 97%といわれていますが、これはオステオインテグレーションが得られる確率です。その後の5年・10 年と安心して使えるかは、本人の心掛けに大きく左右されます。
 
すでにお話ししたように、たばこを吸う方は圧倒的に不利になります。一方、トラブルの可能性を理解し未然に防ぐ努力をする人や、トラブルが起きても被害を最小にする方法を知っている人のトラブルは少ないものです。
 
トラブルの可能性について説明すると、患者さんは怖くなってインプラントなど行わなくなってしまうから、説明はあまりしないという先生もおられるようです。
 
では入れ歯やブリッジ、あるいはまったく治療をしないのがよいのかといえば、それぞれにトラブルの可能性があります。要はメリットとデメリットをよく知ることが肝心で、そのために事前説明は重要です。
 
 

 
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序章:インプラントを長持ちさせるコツとは

 

第一章:インプラントを選ぶ理由

 

第二章:インプラントの診断と治療

  • インプラントには歯根膜がない
  • 骨と結合するチタン
  • いつから噛める?
  • 1回法と2回法
  • いつから噛める?
  • インプラントの設計
  • 骨が足りない時は造成
  • 歯肉も増やす
  • 術後の感染に注意
  • 骨の幅はどう測る
  • 簡単なインプラントは難しい
  • 抜歯後すぐにインプラント
  • 年齢制限はあるか
  • 上部構造の材料
  • インプラントの製品名は知っておこう
  • メーカによる差はあるか

第三章:長持ちのカギは噛み合わせ

 

第四章:メンテナンスと定期健診

 

終章:高齢社会とインプラント

  • インプラントは高齢社会を変えるか
  • 高齢者特有のインプラント治療
  • 介護の現場は揺れている
  • 寝たきりになったら
  • 未来の自分のために

 
 

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