慢性と急性

 
私たちの体には「免疫」という仕組みがあることはご存知でしょう。
 
体の中で白血球がかってに細菌を食べて片づけてくれる、たいへんありがたい仕組みです。ちょっとの異常で痛みがあるようでは日常生活はままなりませんから、これは本当にありがたい事です。この自覚症状がほとんどない状態を「慢性」といいます。
 
ところがこれは見方を変えると、病気の発見が遅れる理由にもなります。歯肉の中など見えない部分なら、炎症があっても自覚することはありません。
 
歯科医院ではそれを発見しあなたにご報告するのですが、緊急性が無いばかりか、病気に対し現実感が湧かないので、なかなか真剣にとりあってもらえません。説明のためのレントゲンをお見せしても、歯のレントゲンは原寸大ですからとても小さく、理解していただくにも限界があります。
 
それに治療はできれば避けたいので、逃出したい一心で「痛くなってからでいいです」とか「様子をみます」などと、とりあっていただけない場合が多いのです。
 
しかし慢性はいつまでも続くわけではなく、徐々に進行していきます。何らかの手を打たないとしだいに体は我慢しきれなくなり、ついにあなたに「痛み」と「腫れ」という警告をだします。これが「急性」という状態です。
 
この時点でようやく重い腰を上げしぶしぶ歯科医院へ赴くのですが、慢性のうちに叩いてしまえば簡単に片づいたものも、時間が経ち急性になるまで進行してしまうと治療は格段に難しくなります。
 
つまり治療は痛く、時間もお金もかかり、努力の割に結果は思わしくないという事になります。しかし多くの人はそのような道を選択しているのです。

 
 
 
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |

序章:インプラントを長持ちさせるコツとは

 

第一章:インプラントを選ぶ理由

 

第二章:インプラントの診断と治療

  • インプラントには歯根膜がない
  • 骨と結合するチタン
  • いつから噛める?
  • 1回法と2回法
  • いつから噛める?
  • インプラントの設計
  • 骨が足りない時は造成
  • 歯肉も増やす
  • 術後の感染に注意
  • 骨の幅はどう測る
  • 簡単なインプラントは難しい
  • 抜歯後すぐにインプラント
  • 年齢制限はあるか
  • 上部構造の材料
  • インプラントの製品名は知っておこう
  • メーカによる差はあるか

第三章:長持ちのカギは噛み合わせ

 

第四章:メンテナンスと定期健診

 

終章:高齢社会とインプラント

  • インプラントは高齢社会を変えるか
  • 高齢者特有のインプラント治療
  • 介護の現場は揺れている
  • 寝たきりになったら
  • 未来の自分のために

 
 

リンクをクリックすると一部が立ち読みできます